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自宅&スマホで精子数及び運動率をチェックできることは、とてもエポックメイキングな出来事

岩本晃明先生
山王病院リプロダクションセンター・男性不妊部門長

国際医療福祉大学教授。山王病院。1970年に横浜市立大学を卒業。海外で男性不妊の研究に携わったのちに、日本で数少ない泌尿器科の男性不妊専門医として活躍中。

不妊治療に対する社会的なバックグラウンドが大きく変化

泌尿器科医として、これまで30年以上にわたって男性不妊の診療に携わってきました。
長年、現場の最前線に立ち続けて実感しているのは、時代の変遷とともに不妊治療のあり方が変わってきているということ。
たとえば、私が医師になったばかりの頃は、「オレに問題などあるはずがない」「仕事が忙しい」「はずかしい」と言って、男性が不妊の検査を受けることはほとんどありませんでした。

けれども、今では我々の学会活動やNPO法人男性不妊ドクターズの啓蒙活動あるいはメディアの力などによって、「不妊の原因は男性側にもある」ということが、ずいぶん認知されるようになりました。
我々のところにも、男性が奥さんと一緒に訪れるというケースが少なくありません。
30年以上前と今とでは、不妊治療に対する社会的なバックグラウンドが大きく違っていることを肌で感じています。

最近は、結婚前に健康状態を調べておく「ブライダルチェック」の一環として、自分の精子に異常がないかどうかを調べに来られる男性も増えています。
また、検査を受ける際は「自分の精子は大丈夫だろうか」と心配される方が非常に多いようです。

目指すのは、ステップアップではなく、ステップダウンの不妊治療

不妊治療を検討されているカップルは、自分たちで調べていろいろな病院に足を運んでいるケースが多数。
その結果、最終的に我々のところに辿り着かれたという方も少なくありません。
不妊治療をスタートさせる際は、さまざまなお話をするのですが、「早く子共が出来る方法は無いのか」と焦っているカップルがとても多いように感じます。

一方で、不妊治療は特に女性側は自由診療が多い。
健康保険の適用外となるため、治療を受けようとすると経済的な負担がのしかかってくるのが現状です。
なかには、「今はお金がないので、貯めてからもう一度来ます」と、若いカップルの場合には金銭的な理由ですぐに不妊治療に踏み出せない方々も少なからず存在します。

不妊治療をスタートさせても、タイミング法や人工授精が上手くいかなければ、採卵して体外受精、顕微授精へとステップアップしなければなりません。
一般的には、それにつれて治療にかかる費用の負担も増していきます。
ですから、不妊治療には男性もパートナーと一緒に受診し、男性側の精査、診断、治療を早期に行うことによって我々はステップアップするのではなく、できるだけステップダウンの不妊治療を目指したい。
不妊治療を受けられるカップルには、そのようにして一緒にお子さんづくりを頑張っていこうというお話をよくしています。

『Seem』を使って、自宅&スマホで手軽に精子数および運動率をチェック

自身の身体が将来お子さんができるか、出来にくいかどうかの指標は、精液検査のチェックで簡単に行うことができます。
ただ、病院に足を運ぶことに抵抗を感じる男性もいるでしょう。
そのような方に、まずオススメしたいのが『Seem』を使った精子のセルフチェックです。

『Seem』は、病院の精液検査の代わりにはなるものではありません。
けれども、自宅でスマートフォンを使って、自分の精子の運動率や濃度を簡単に確認することが可能。
もしも数値がよくなければ、病院に足を運ぶきっかけにもなるはずです。
『Seem』の誕生は、とてもエポックメイキングな出来事。ぜひ多くの男性に、活用していただきたいと思っています。

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Seem(シーム)ラボでは女性、男性、夫婦を含めた幅広い層に妊活や、男性不妊の理解に役立つ情報を発信しています。
知るところから、はじめよう。精子を自宅でチェックできる『Seem(シーム)』

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