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日本生殖医学会理事長と男性不妊治療の第一人者によるスペシャル対談!(後編)

苛原 稔先生
日本生殖医学会理事長・徳島大学医学部産婦人科学教授

1979年徳島大学医学部卒、産婦人科医。日本産科婦人科学会専門医や日本女性医学学会認定医としても活躍。

岡田 弘先生
獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科主任教授

1980年神戸大学医学部卒 泌尿器科医、日本における男性不妊の第一人者。30年以上にわたり、日本で最も多くの男性不妊患者の治療にあたる。

夫婦揃って不妊に向き合える、新たな時代が到来!

昔と今とで、不妊カップルの様子に変化はありますか?

苛原先生:近年は、夫婦揃って病院やクリニックを訪れるケースが非常に増えてきています。昔は女性がひとりで、というのが当たり前でした。

岡田先生:私の病院にも、夫婦で訪れる患者さんが多数いらっしゃいます。ここ10年ほどの間で、男性の意識が大きく変わりつつあると実感しています。その理由は、メディアなどで不妊が頻繁に取り上げられるようになったからではないでしょうか。

苛原先生:昔と違って、女性の立場が強くなったことも要因だと考えられます。「あなたも一緒に検査を受けて」と言いやすくなったのでしょう。昔は、不妊は女性側の問題という認識が一般的でしたから、男性が一緒に病院やクリニックを訪れるというのは稀でした。 

岡田先生:最近は、不妊症を「カップルの病気」としてとらえ、ひとつの施設で夫婦の診療を行う施設もできてきています。私が所属する獨協医科大学埼玉医療センターのリプロダクションセンターも、そのひとつです。

夫婦で一緒にではなく、男性のほうが先に精液検査を受けるべき!

早い段階で男性側の協力が得られると、どのようなメリットがあるのでしょう?

苛原先生:WHO(世界保健機関)の調査からもわかるように、不妊の原因の半分は男性側にあるのです。ですから、どのようなメリットがあるかではなく、男性も女性と同じタイミングで不妊に向き合うのが当然ではないでしょうか。

岡田先生:夫婦両方の状態を把握できていたほうが、医師の立場としてもより効果的な治療法を提案することができます。

苛原先生:また、女性が不妊の検査を進めた後に、実は原因は男性側にあるということが判明したらどうでしょう。それまで費やした時間やお金が、まったくの無駄になってしまいます。不妊の原因の半分は男性側にあるのですから、そういう事態が起こりえる危険性は非常に高いでしょう。

岡田先生:実際、私のところを訪れた夫婦で、後になってから男性が無精子症であることがわかったケースがあります。その事実を知った男性は、「妻と同じタイミングで検査を受けるべきだった」と肩を落としていました。男性が検査を先送りすると、それだけ女性の年齢が高くなり、さらに妊娠しにくくなってしまうというリスクもはらんでいます。こういう状況に陥ると、「時計の針を巻き戻してあげることができれば…」という気持ちになります。

苛原先生:そういった事態に陥らないためにも、男性には「不妊は二人の問題である」という意識をもっていただきたいのです。さらに踏み込んで言うなら、夫婦で一緒にではなく、男性のほうが先に精液検査を受けるべきでしょう。なぜなら、痛みをともなう場合もある女性の不妊検査と違い、男性は精子を採取すればいいだけ。知らない男性も多いと思うのですが、女性とくらべて検査を受ける負担が非常に少ないのです。

岡田先生:ただ、不妊検査を受けるために病院やクリニックに足を運ぶことに、まだまだ抵抗を感じる男性が多いのも事実です。ですから、夫婦一緒にならまだしも、自分だけ先にといってもなかなか難しいでしょうね。

『Seem』は自分の精子と向き合う第一歩として最適なツール

そんな中、スマートフォンで手軽に精子の濃度と運動率が測定できる『Seem』の魅力は何でしょうか?

苛原先生:『Seem』は、病院やクリニックに抵抗がある男性にとって、自分の精子と向き合うための最適なアイテムだと考えます。あまりいい結果が出なかった場合に、病院やクリニックに行く背中押しにもなるのではないでしょうか。

岡田先生:腰が重い男性が気軽に使用できるだけでなく、夫婦のライフプランを考えるためのツールにもなり得るものだと思います。その結果を見て、「一緒に病院に行こうか」といった会話が生まれ、二人揃って新たな一歩を踏み出すきっかけになるでしょう。

苛原先生:若い男性たちが将来の子どもや不妊について考えるうえでも、『Seem』はとてもいいきっかけを与えてくれます。ですから結婚の有無にかかわらず、多くの男性に使ってみてもらいたい。若い男性たちが自分の精子の状態を知っているのが当たり前、というような世の中になればいいと考えています。

岡田先生:そうなれば、いざ子どもがほしくなったときに、スピーディに治療をスタートさせることができます。そのためにも、さらに『Seem』の認知度が高まるといいですね。

日本生殖医学会理事長と男性不妊治療の第一人者によるスペシャル対談!(前編)

 

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